@babel/preset-stage-2
Stage 2 の概要
Stage 2: ドラフト
概要: 仕様に含まれることになる最初のバージョン。この段階では、標準への機能の最終的な組み込みの可能性が高い。
必要なもの: この提案には、機能の構文とセマンティクスに関する正式な記述(ECMAScript仕様の正式言語を使用)が必要となる。記述はできるだけ完全なものとするが、TODOやプレースホルダーを含めることができる。機能の試験的実装が2つ必要だが、そのうちの1つはBabelなどのトランスパイラで実装できる。
次のステップ: 今後は増分的な変更のみが予想される。
インストール
- npm
- Yarn
- pnpm
npm install --save-dev @babel/preset-stage-2
yarn add --dev @babel/preset-stage-2
pnpm add --save-dev @babel/preset-stage-2
使用方法
設定ファイルを使用する場合(推奨)
babel.config.json
{
"presets": ["@babel/preset-stage-2"]
}
CLI経由
シェル
babel script.js --presets @babel/preset-stage-2
Node API経由
JavaScript
require("@babel/core").transformSync("code", {
presets: ["@babel/preset-stage-2"]
});
オプション
loose
boolean
、デフォルトはfalse
。
このプリセット内のプラグインで許可されているものについて、「緩やかな」変換を有効にする。
useBuiltIns
boolean
、デフォルトはfalse
。
必要なプラグインについて、ポリフィルで動作を試みるのではなく、ネイティブのビルトインを使用する。
decoratorsLegacy
boolean
、デフォルトはfalse
。
レガシー(ステージ1)のデコレーター構文と動作を使用する。
プリセットオプションの設定について詳しくはこちらをご覧ください。
参考文献
- アクセル・ラウシュマイアー著「Exploring ES2016 and ES2017」の「ECMAScript機能のTC39プロセス」という章